INSIGHT225

株式運用と日経平均先物の活用

2019年GWは10連休。10日間放っておくと相場変動(日経平均)はどうなるのか?

今年、2019年のゴールデンウィークは10連休。

株式市場参加者でも情報の入りにくい個人投資家の方々は、保有株等の放置問題が出てきます。ポジションは手仕舞いますか?

普段の年のゴールデンウィークや年末などの営業日をみればわかるのですが、ぎりぎりまでやる米国と比較して、東証はニューヨーク市場の3営業日程度を開けるのは毎年あります。そのため、10連休でも特に個別銘柄は大丈夫なんだろうとは思ってはいる。

ところが、

日経平均採用銘柄でも特に、ファーストリテイリングやソフトバンクG、ファナックなどの寄与率が高いものは、実態はさもありながら、指数とのサヤ寄せに確実に使われるから、気になるところではある。

ファーストリテイリングなどは高くてとても買えないけれど、ソフトバンクは意外といじっている人も結構いることだろう。

 

少し気になって、直近2年半分の範囲で集計してみました。

この10連休の範囲は

4月27日の土曜日から、5月7日の火曜日までとなっています。

そうなると実質、6営業日分を飛ばすことになります。

 

中途半端ですが、2016年10月20日から2019年3月12日までのデータを使います。たまたま取得したのがこの範囲だったというだけで、他に意味はありません。

 

この間の始値と6営業日前の終値の差を集計しました。

 

なお、極値は6営業日をまたいだ最大下落幅、最大上昇幅と最小の変動幅です。

おそらくは途中で乱高下があるのでしょうが、市場が開いていないのでロスカットもできません。中間プロセスはどうでもいいのです。

 

日経平均株価の変動幅(6営業日) 

まずは日経平均から。

○極値 

  最大下落幅 最大上昇幅 最小変動量

終値取得

2018/12/17 2016/11/9 2016/12/19

始値取得

2018/12/26 2016/11/17 2016/12/28
変動量 -2204.29 1515.07 0.51

 

○度数分布

値幅 度数 比率
0~200 209 35.2%
200~500 219 36.9%
500~1000 134 22.6%
1000~2000 30 5.1%
2000~ 1 0.2%

 

やっぱり、上げも下げも最大値は危険な水準です。

その一方で、1円も動かない場合もありました。

度数をみると。。

値幅500円未満が7割強です。

値幅1000円未満まで広げると、95%が入ります。

1000円なら今の水準で4.5%程度。

大丈夫では?とも思います。

しかし、1000~2000円の変動が結構多いのは気になるところであるし、

値幅2000円以上は相当低い確率で、一回だけとはいえ、なくはないということです。

ハイリスクハイリターンですね。

 

ただし、注意しなければならないのは、ここで用いている日経平均株価はあくまでも日中の取引の積み重ねの6営業日です。そのため、大きめの数字が出ていると思われます。なぜならば、相場は毎日リセットされるので、ギャップとしての上げ過ぎた感や下げすぎた感はありません。

例えば、同じ500円上げるにしても、100円ずつ5日上げるのといきなり500円上げるのとは過熱感が全く違います。

当然、出来高も全く違いますよね。

 

そうなると、おそらく連動するものとして警戒しなければならないのは、動き続けるダウと為替。

連続6日でどのくらい動くのでしょうか?

 

ダウ工業平均の変動幅(6営業日)  

ダウ工業平均も同様に集計しました。

○極値

  最大下落幅 最大上昇幅 最小変動量
終値取得 2018/1/29 2018/11/23 2017/9/21
始値取得 2018/2/6 2018/12/3 2017/9/29
変動量 -2498.94 1493.62 -0.76

 

○度数分布

値幅 度数 比率
0~200 276 46.5%
200~500 185 31.1%
500~1000 108 18.2%
1000~2000 23 3.9%
2000~ 2 0.3%

 

こんな、-2500も動かれたら、トラウマになるようなギャップダウンになります。

休み明けの日経なので丸々は連動せずに0.5掛けで動いたとしても1250円の変動。

ラージなら1枚125万円。

利益が出る方向に動いていたらいいけれど、そうでない場合は恐ろしいですね。

しかしながら全体の傾向を見ると、日経よりも小さく収まる(0~200)のが46.5%とほぼ5割。

500未満の変動まで広げると77.6%と約8割に達しています。

そのため、大変動の数は、日経よりも少なくなっていますが、動くときは大きいです。

 

為替(ドル円)の変動幅(6営業日)

ドル円も同様な集計です。

○極値

  最大下落幅 最大上昇幅 最小変動量
終値取得 2018/12/26 2016/12/8 2018/9/3
始値取得 2019/1/4 2016/12/16 2018/9/11
変動量 -3.623 4.169 0.001

○度数分布

値幅 度数 比率
0~1 384 64.6%
1~2 163 27.4%
2~3 40 6.7%
3~4 6 1.0%
4~ 1 0.2%

 

最大下落幅は今年のトレンドワードランキングで「ロスカット」が出た日の分も含まれているようですね。1月3日に108円台後半から一気に103.5円を付けたけれど107円台半ばまで戻すという、とんでもない変動がありました。これは恐ろしいです。

しかし、為替もその多くは2円以内にとどまっています。

株価の変動に対する影響としては、瞬間的に大きく動いてもこのあたりに収まりそうです。

それでも、2円いきなり上がっていたら、外部環境によっては、日経平均を1000円近く上げるインパクトはありそうですね。

 

まとめ

今回の10連休は休日なのですが、為替は動いていて、取引ができるのかもしれません。会社ごとに取り扱いが異なるのでしょうか。私はFXはやっていないので、取引日はよくわかりません。

ただし、日経が動いていないため、昼間の取引は動意薄なのでしょう。

 

その一方で、完全に休場になる日経平均先物とそれへの寄与率が高い値がさの持越しはリスクが高いと思われます。もちろん、その逆もあります。

大勝ち狙いで持ち越すのはギャンブルに近い領域かもしれません。

ただし、度数分布を見れば、前半思った方向に行っても、結局切り返して、良くてぬか喜びがほとんどのようです。負けもやれやれが多いかもしれません。これが5割。

でも5割ですからね。

でも、米中貿易摩擦や北朝鮮など、国際情勢も不透明なところも依然として多いので、精神衛生上、ゆったりと休みたければ、なるべくレバレッジをかけたポジションは薄めにしておいた方がいいかもしれませんね。

現物なら問題ないと思われます。

それと、どうしてもポジションをとりたいのならば、CMEの口座を開いておくって方法もあるかもしれませんね。

あと、ご祝儀相場も忘れずに!

当ブログの記事および写真等の無断転用はお控えください。